
「海外FXをはじめようと思っているんですが、どのようなトレード手法がおすすめですか?」

「海外FXに合うトレード手法、合わないトレード手法というものがあります。今回は、大きな意味での海外FXに合うトレード手法を解説します。」
FXのトレード手法の分類

期間による分類
FXのトレード手法には、買って売る・売って買うまでの「売買の期間」による分類があります。
- スキャルピングトレード:数分の中で売買を行うトレード手法
- デイトレード:数十分~数時間の中で売買を行うトレード手法
- スイングトレード:数日~1週間の中で売買を行うトレード手法
- ポジショントレード:数週間~数カ月の中で売買を行うトレード手法
です。
スキャルピングトレードとは
数分~数十分の中で、何度も売買を繰り返して、5pips~10pips程度の小さな勝ちを積み上げることで利益を出すトレード手法です。
メリット
- 勝率が安定したトレード手法があれば、収益が大きくなりやすい
- トレード機会が多い
デメリット
- 一回の利幅が小さいので、スプレッドが広いと利益が減る
- 常にパソコンに張り付いている必要がある
分析手法
- テクニカル分析
デイトレードとは
数分~数時間の中で、売買を繰り返して、1日の中でトレードを完結させるトレード手法のことを言います。10pips~30pips程度の勝ちを積み上げることで利益を出すトレード手法です。
メリット
- 1日の中でトレードが完結するため、不確定要素に左右されにくい
- 勝率が安定したトレード手法があれば、収益が大きくなりやすい
- トレード機会が多い
デメリット
- 1日に数回のトレード機会
- 1日に数時間はパソコンに張り付いている必要がある
分析手法
- テクニカル分析がメイン
- 一部、ファンダメンタルズ分析
スイングトレードとは
数時間~数日の中で、売買を繰り返す、比較的保有期間の長いトレード手法です。1回のトレードで30pips~100pipsの勝ちを狙うトレード手法です。
メリット
- 一回トレードしたら、決めた価格になるまで放置できる
デメリット
- トレード回数が少ないため、資金がないと大きな利益がでない
分析手法
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
ポジショントレードとは
数週間から数カ月ポジションを持ち続ける長期投資のトレード手法です。1回のトレードで100pips~200pipsの勝ちを狙うトレード手法です。また、為替差益だけでなく、スワップポイントなども狙ったトレードが特徴です。
メリット
- 一回トレードしたら、決めた価格になるまで放置できる
- 経済要因から予想できるため、比較的勝率が高くなる
デメリット
- トレード回数が少ないため、資金がないと大きな利益がでない
分析手法
- ファンダメンタルズ分析
分析手法による分類
テクニカル分析
過去のチャートの傾向を読み解いて、近い未来の為替変動・チャート推移を予想する分析手法のこと
活用しやすいトレード手法
- スキャルピングトレード
- デイトレード
- スイングトレード
ファンダメンタルズ分析
経済動向、要人発言、経済ニュースなどを読み解いて、未来の為替変動・チャート推移を予想する分析手法のこと
活用しやすいトレード手法
- スイングトレード
- ポジショントレード
エントリー方法による分類
順張り
トレンドの方向に逆らわずにポジションを持つトレード手法のこと。そのままトレンドが伸びると利益が出る
- 上昇トレンド → 「買い」エントリー
- 下降トレンド → 「売り」エントリー
メリット
- トレンドに逆らわないため、勝率が高い
デメリット
- トレンドができてから、ポジションを持つので1回のトレードの勝ち幅が小さくなる
逆張り
トレンドの方向と逆方向にポジションを持つトレード手法のこと。トレンドが反転すると利益が出る
- 上昇トレンド → 「売り」エントリー
- 下降トレンド → 「買い」エントリー
メリット
- トレンドができはじめるタイミングでエントリーできるため、1回のトレードの勝ち幅が大きくなる
デメリット
- トレンドの方向に逆らってエントリーするため、勝率が低い

「トレード手法の大まかな分類はわかったのですが、どれが海外FXに向いているのですか?」

「海外FXに向いているトレード手法と理由を解説します。」
海外FXに向いているトレード手法

- デイトレード
- スイングトレード
- 順張り
- テクニカル分析
です。
デイトレード・スイングトレードがおすすめの理由
まず、海外FXの特徴としては
- レバレッジ100倍~1,000倍というハイレバレッジでトレードできる
- 少額資産でも多くのポジションを持つことができる
- スプレッドが国内FX業者よりも広い
- 投資家資金の保全が日本のように信託保全が義務付けられていない
というものがあります。
- スキャルピングトレード → 数pipsの勝ち幅でスプレッドが広いのは大きな損失になるのでNG
- 長期投資 → 比較的高額の資金を長期間預託しなければならないため、安全性でNG
そのため、残るのは、比較的1回のトレードの勝ち幅が見込めて、ずっと資金を預託しなくて済む
- デイトレード
- スイングトレード
です。
デイトレード、スイングトレードであれば、比較的資金が少なくても、大きなポジションを持てるので、1回の勝ち幅に対して得られる利益が大きくなり、多少スプレッドが広くても、メリットの方が大きいと言えます。
順張りがおすすめの理由
海外FXの場合は、レバレッジ100倍~1,000倍というハイレバレッジでトレードできます。
つまり、はじめから資金に対して、それなりにリスクを取ったポジション(ロット数)を持てるのです。
はじめからレバレッジでリスクを負っているのですから、トレードの中でリスクを負う必要はなく、確実に高い勝率で稼げる「順張り」の方が良いのです。
さらに勝率の低いリスクを賭ける「逆張り」ではなく、「順張り」で確実にpips数を稼げば、大きなロット数でポジションを持っている分、利益も大きくなります。
テクニカル分析がおすすめの理由
- テクニカル分析 → 短期取引
- ファンダメンタルズ分析 → 長期取引
向けの分析手法です。
デイトレード、スイングトレードであれば、テクニカル分析で今後のチャートの推移を予想する方が向いてます。
ファンダメンタルズ分析をして予想が当たっても、それが結果として為替相場に出てくるまでに数カ月かかってしまうため、短期取引とは時間軸が合わないのです。
海外FXトレードでは、基本的にはテクニカル分析で、指標発表時など限られたタイミングでファンダメンタルズ分析の要素を入れると、良いでしょう。

「なるほど。海外FXトレードで向いているのは「デイトレード」「スイングトレード」「順張り」「テクニカル分析」ということですね。」

「そうです。「デイトレード」「スイングトレード」「順張り」「テクニカル分析」の条件を満たした、具体的なトレード戦略を使うと、ハイレバレッジトレードができる海外FXで稼ぎやすくなるはずです。」
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